三尾狐のきまぐれ日記

きまぐれにタピオカやアニメ漫画、寺社仏閣など好きなものを記事にして投稿します。頑張って毎日書きますので、よろしくお願いいたします。

神奈川の寺 日向薬師 に行ってきた

 こんばんは三尾の狐です。

 今日は夜勤明けでしたが、彼岸花見たさにお出かけしてまいりました。

 

 伊勢原の日向に 彼岸花の里 というものがあると知り、行ってまいりました。

 彼岸花のために作られたわけではなく、地元の方が経営する田畑を彼岸花鑑賞のために開放しているみたいです。

 残念ながら、まだ開花前だったみたいで、里の中では3輪ほどしか見ることができませんでした。つぼみはかなりの数あったので、きっと数日後には赤い花々と穏やかな田畑のコラボレーションが見れると思います。彼岸花はあまりありませんでしたが、トンボがいっぱいいました!赤も金も青もいて、トンボの写真はいっぱい撮って来ちゃいましたよww

 本当に普通の方が使われている田畑なので、どうかゴミの処分や入って良いとこ悪いとこの区別をしっかりなさってくださいね。

 この彼岸花の里は有志で運営しているそうで、募金箱がありました。ぜひ、寄付をお願いいたします。

 

 彼岸花のついでにと、すぐ近くのお寺さんに行ってまいりましたので、今日はそちらをメインにお送りします。

日向薬師

 住所:神奈川県伊勢原市日向1644

 アクセス:小田急小田原線伊勢原駅(北口)より、神奈川中央交通路線バス・日向薬師行き(北口3番乗り場)で終点まで20分

      車では東名高速・厚木ICより30分、伊勢原市役所から20分

      田園風景の中を、「え?ここ敷地内じゃないの?」みたいな道もとおるし、坂道いっぱい木もいっぱいな道のりなので、徒歩や自転車だと不安になるかもしれません。バスやナビ付の車で行くことをお勧めします。(狐にとっては徒歩一時間は徒歩圏内です)

 

 日向薬師 日向山霊山寺 あの有名な行基が開山したそうですよ。本尊は 薬師瑠璃光如来(つまり薬師如来)です。薬師如来についてはなんだかよくわからなかったので割愛。かの有名な新薬師寺如来様とは違う?あ、京都の永福寺如来様とは同じみたいですよ!永福寺いいですよ~!京都に行ったら是非!

 

 日向薬師の参道のほぼ正面に、釣り場とお土産屋さんがあります。お土産屋さんでは、なぜか、高尾山のそばを売っておりました、なんで~wwwあと、100円でアイスも。平日の昼間だったので、おば様やおじ様ばかりでしたが、若い人特有のうるささがなくて、かえって心地よかったですよw

 参道は最初は普通の道ですが、石の階段を昇って行くと山門にたどり着きます

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 見てください!この木材でできた門の向こうには過去の世界!後ろを向くとね、普通の田舎風景なんです!帰り道でさらに萌えるんですけど、この門を境に苔と草木と石の世界に変わるんですよ!タイムスリップ気分です。あ、門はいたって普通の奴です、仁王像の間から写真を撮っています。

 

 日向薬師の参道、もう最高ですよ!

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 苔と岩でできた階段・・・いや、階段とはいいがたいですけど。分りにくいですが、通路の右側は岩を削ったような作りになっていて、経年劣化で丸みを帯び苔がむし、ぱっと見階段とはわからない感じになっています。対して通路の左側は石を積んで形にした、しっかりとした段差になっています。右側と左側だけでも歳月の差を感じますよね~。あ、今右の写真の話をしています。

 この参道のいいところは、完全に山の中で現代とは思えない静寂と虫の鳴き声、湿った匂いに包まれているのにもかかわらず、時々外灯やら電線やらが覗いちゃっている・・・のに、それすら古いものに感じてしまうところかな、と思います。それに、苔と羊歯の茂り具合が良い!二枚の写真には写っていないのですが、時々石垣があって、そこに柔らかなコントラストを描いく苔と、アクセントのように生えるシダ植物が最高なんです。羊歯が茂っているのではなく、苔とバランスよく生えているんですよ!もうね、写真馬鹿みたいに撮りました!理解してもらえないと思うので、載せませんが。

 この程度の参道なら同じ神奈川の鎌倉にも何か所かありますが、行くまでの大変さとか、知名度の差による補正がかかって、別の魅力を感じますよ。

 

 さて、ようやく本堂です。

 最初に謝罪を。実はわたくし、自社の雰囲気は好きですし、庭園や苔にテンションをあげる生き物ですが、建物自体にはあまり興味がございません。いい写真がなくてすみません。

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 本堂(左)はいたって普通な感じです。どのお寺もこんな形だよね、っていう形で、かやぶき屋根です。(←雑w)中に 白衣如来 という小さく白い如来様と なんか杓を持った僧侶 がいました、あと金ぴかな十二神将。(←仏像にはもっと興味がない)

 さて、庭の方ですが、左の方に灯篭と花々が(葵や鬼灯が咲いてました)小さな庭のように作られていて、右のほうに生簀のような池がありました。池に関しては長方形の中に水花や草木が浮島のようにいくつかあり、その間を金魚のような鯉のような魚たちが泳いでおり、実によい造りだったのですが・・・防護網が張られており、正直台無しです。狐しょんぼり。

 左の写真は 虚空菩薩 というそうです。池のさらに左奥に鐘とこの菩薩さまがあります。菩薩様の手前には狛犬のように 牛と虎 の彫刻がありました。牛だけのものはよく見かけますが、虎が一緒なのは初めてです。

 この虚空菩薩——ちょっと語りますね——一目見てテンションがMAXになりました。よく見るとわかるんですが、この小さなお社、木の中にあるんです!木の中に!あるんですよ!!上を失礼して覗き込んだのですが、これは明らかに自然でできたものでしょう。木の根元から上にかけて、中身がごっそりないんです!よく見るとわかってもらえるかと思いますが、ところどころ穴も開いて向こうの森が見えますよね?それだけ薄い部分しか残っていないんです。残ってないのに、ちゃんと葉が茂ってるんですよ!!生命の神秘!もう、素敵ですよねぇ・・・。まるで菩薩様を雨宿りさせるために木が自ら場所を作ったかのようですよね。

 

 写真は撮りませんでしたが、本堂左には宝物殿もあり有料ですが見ることができるようになっていましたよ。

 

おわり

 彼岸花が見たくて行ったついでによった 日向薬師 ですが、良いところでした。本当に、良いところですよ。参道ばかり語ってすみませんね。

 夏の終わりを感じさせるセミの鳴き声と空気の冷たさ。後数日もすれば彼岸花も見ごろでしょう。

 時の流れと苔の美しさを感じる日向薬師。是非。アクセスはよくありませんが、足を運んでみてください。