おすすめ漫画 長門有希ちゃんの消失
こんばんは、連続夜勤で死にかけの狐です。帰宅してマンガ読んで気が付いたら六時でした。
今日は私が好きな漫画を紹介いたします。個人的なこだわりで、ブログで紹介するのは完結した作品のみにしたいと思いますので悪しからず。
今回紹介するのは 『涼宮ハルヒの憂鬱』のスピンオフ『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』のスピンオフ 『長門有希ちゃんの消失』 です。
涼宮ハルヒの憂鬱とは
谷川流×いとうのいぢさんが送る不朽の名作。ジャンルは学園SFでしょうか。
宇宙人や超能力者のような非日常的な存在を信じてあこがれる涼宮ハルヒと彼女が設立した謎の部活・SOS団を中心に巻き起こる日常×非日常を、主人公・キョンを語り手にして描かれたライトノベルです。
基本はいたって普通の高校生の日常なのですが、ハルヒが無自覚に超常現象を引き起こす力を持っており、他のSOS団員たちがそれを彼女に悟られずに監視、解決するSF要素が織り交ぜられています。日常と非日常の絶妙な混ざり具合が神がかった作品です。
ついでに、キャラクターも一人一人が魅力的です!語ると長くなるので割愛。
全11巻のうち、第四巻にあたり、私の中では至高のストーリーである「涼宮ハルヒの消失」が、紹介する作品のベースになっています。
ハルヒの消失は、キョン君以外の世界が変わってしまい、宇宙人も未来人も超能力者もいない、本当に普通の世界になってしまう。そして、ハルヒが違う高校に進学している・・・。そんな”普通だけど普通じゃない”世界から、本来の世界に戻ろうとキョン君が奮闘するお話です。
上記の本編をギャク&ラブ(?)コメディのショート・四コマで描いた作品。
今回紹介する長門ちゃんの消失と同じぷよさんが作画をしています。
原作のギャグ版、季節ネタを中心に、頭のねじと緊張感が大分抜けたキャラクター達のわいわいきゃいきゃいした日常が描かれています。ハルヒが何でもありだったり、キョン君のツッコミがパワーアップしていたり、長門さんがゲーマーだったり・・・キャラの性格も多少変化しています。
公式のギャグ本ですが、やりたい放題ですww かなり面白く、こちらも完結していますので、そのうち紹介したいと思います。
長門有希
原作における長門さんは、立ち位置としては状況解説役にしてキョン君の相談役。情報操作というチート能力を持っていて、超万能。何かあったらまず長門さん。
その正体は『情報統合思念体によって造られた対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイス』つまり宇宙人。有名な長台詞ですよね!
無表情・無口・無機質な性格から始まる長門さんですが、キョン君やハルヒ、他のメンバーと過ごしていくうちに、感情という名のエラーを発生させ、徐々に人間らしくなっていきます。あの機械的な長門さんがパソコンにはまったり冗談言ったり・・・なんてかわいらしい存在なんだ!そのエラーによって発生したのが『ハルヒの消失』ですが、詳しくは割愛。まあ、何が大事かというと、機械的な宇宙人が人間らしくなっていくということ。
私の一番最初の”押し”であり”嫁”が彼女です。
『ハルヒの消失』における長門は、シャイで無口で読書が好きないたって普通の女子高校生です。通称・消失長門を主人公にしたお話が『長門有希ちゃんの消失』になります。
長門有希ちゃんの消失
やっと本題に入りましたw長々とすみません。
この作品は、簡単に言うと 原作・消失×ハルヒちゃん÷2のラブコメディ です。
舞台となるのは『ハルヒの消失』の世界。つまり、宇宙人も超能力者も未来人もいない、日常の世界です。キョン君も最初からこの世界の住人です。
キャラクターたちは、原作ベースに『ハルヒちゃん』の独自設定(性格面や長門さんがゲーマー等)を加えた感じでしょうか。朝倉さんは原作要素ほとんどないですが。
物語のあらすじ
少し内気な女子高生・長門有希と、彼女が文芸部を存続させることに協力してくれたキョンが恋人同士になるまでの高校生活を描いた物語。
親友の朝倉涼子をはじめ、先輩の朝比奈みくると鶴屋さん、他校の部員である涼宮ハルヒと古泉一樹らに見守られ(時に邪魔され)二人の仲がゆっくり進展していく。クリスマスパーティーや旅行、文化祭など様々なイベントがあり、その都度ドタバタギャグを繰り広げつつ、ラブの方もしっかりと描かれている。
ハルヒと恋敵になりそうになったり、記憶喪失になったり、佐々木さんという最大の敵(笑)が現れたりしつつ、最終的には両思いになり、お付き合いし、エピローグでは結婚もする。
スピンオフと言いつつ、ストーリーからキャラクターから原作とはかけ離れているので、原作を知らない人でも楽しめる良質なラブコメディです。
おすすめの話
単行本第四巻の記憶喪失———別人格事件です。
交通事故にあいかけたのをきっかけに、別人格が現れてしまう(記憶はあるが、他人の日記を見ている感覚であり、自分の記憶とは認識できない状態)。別人格の性格は原作の長門さんに近く、感情や表情の変化は
別人格になってしまった長門さんが自分が”異常である””本当の長門有希ではない”ことと葛藤しつつ、朝倉さんやキョン君に受け入れられ、日常生活を過ごしていく中で、元の人格と同じようにキョン君を好きになり、告白する話です。
『別人格』であることと、それを自覚しているが故のにおこる長門さんの葛藤。そんな彼女を”長門有希として”受け入れようとする朝倉さんの葛藤。そして、当たり前のようにそれを受け入れ、接するキョン君。三者三様のセリフや表情、行動と感情の遷移が繊細に描かれた、名エピソードです。
できればご自身の目で見て感想を持ってほしいので、細かいあらすじは割愛します。
ただ、とにかくいえるのは、人格が変わってしまったことを朝倉さんに打ち明けるシーンと、最後のキョン君に告白して元の人格に戻ってしまう最後の一日が本当に素敵です。ぜひぜひ、読んでください!
押しキャラ
まあ、とうぜんながら 長門有希 ですよ。
原作を抜きにしても、死ぬほどかわいい。原作の長門さんは至高ですが、長門ちゃんの長門さんも最高です。私は別のキャラとして見ていますね。
シャイで照れ屋だけど、時々ビックリするような行動力を持っている長門さん。キョン君に対す一途さや、朝倉さんに見せる妹感が最高です。学力が高く身体能力もあるのに、ちょっと油断するとドジをしたり、独特の考え方を持っていたりするところがたまらんのです。
長門さんは基本的に、キョン君への恋愛感情を優先して動きます。もちろん、キョン君とお付き合いしたい。けど、ハルヒがキョン君にチョコを渡しているのを邪魔しないようにと立ち去ったり(ほとんど逃げてる)、キョン君より朝倉さんを優先することがあったり・・・。人の気持ちを考えて動こうとする、とてもいい子なんです!
まあ、とりあえず超かわいい。
終わり
ほとんど自分が語りたいだけ語るような内容になりましたが、いかがでしょうか?『長門有希ちゃんの消失』に興味を持っていただけましたか?
原作は読んだけど・・・という人も、原作すら読んでないよ・・・という人にも!おすすめできる作品です。あ、アニメ化もしてますよ!キャストは原作アニメと一緒です!動いてしゃべる”長門ちゃん長門”もよろしくです。
本当はね、一つ一つのエピソードを事細かに語りたいのですが、ただの気持ち悪いオタクになってしまうので、やめておきます。ネタバレも聞いたり見たりは好きなのですが、自分の口からはしたくない主義なんです。
という人は是非!読んでみてください!!